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2006.02.07

Avro Lancaster 製作記−その4

Lancaster0207_4

God is in the details.

相変わらず「木を見て森を見ない」Kazuです、皆さんこんばんは。

建築家ミース・ファンデルローエは「神は細部に宿る(God is in the details.)」といいましたが、ランカスター、引き続き細かい部分で少しずつ作業中です。

今日は、主脚部分を塗り上げました。
キットのパーツは複雑で華奢な脚注をうまく表現しているため、組立て自体はほぼ素組み。
アームのロック部分に、0.5mmピンバイスで軽め穴を開けてみました。最終的に組み上げる時点で、糸おもりでブレーキパイプを追加するつもりです。

ただし、いろいろな資料を見ていると、どうもハセガワの塗装指定(クレオス92番セミグロスブラック)の機体は戦後のリストア機のものらしいので、モデルアート昨年11月号に掲載された松樹さんの作例と同様、アルミをベースとする塗装にしてみました。

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アルミはキラッと光らせたかったので、基本色にアルクラッド・ラッカーを使っています。
使った塗料は、左から順に、ベースとなるグロスブラック、オレオに吹いたホワイトアルミニウム、脚柱全体に吹いたジュラルミン、さらにアルミ素材はアノダイズ加工(耐腐食処理、アルマイトのこと)されていたらしいので、これを表現するためにオーバースプレーしたクレオスのクリアオレンジ、最後はドライブラシ用のクロームシルバーのタミヤペイントマーカーです。この後にエナメル系塗料で軽くスミ入れしようと思っています。
なお脚柱の黒い部分は、ベースのセミグロスブラックの上に、アクリルのフラットブラックを筆塗りしてあります。

タイヤは、ハブの部分にアルクラッドのホワイトアルミニウムを吹いて、マスキング。
その後、クレオスのジャーマングレー+フラットホワイト+少量のタンで塗り、ゴムっぽい表現としてみました。こちらも、エナメル系塗料でスミ入れし、ハブのディティールを浮き立たせる予定です。

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あ〜、細かいことやってると進みませんわ…。

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Lancaster」カテゴリの記事

コメント

ひゃ〜すごっ!!
国産品のスゴサを最近身にしみているわけですが、
これは想像を絶するディティールですね。塗装の妙
でもありますが、細さと精密さからはプラを感じさせませんね。
これであの大きい胴体を支えても大丈夫なのですか?
心配になってしまうほどスケール感があります。

投稿: パ〜ル | 2006.02.08 00:42

イイ色でましたねぇkazuさん。アルマイトに見えますよ。
最後のクリヤーが楽しみですね。

投稿: magus | 2006.02.08 02:55

こんばんはー
「森も見ないし木も見えていない」おいらが来ましたよ

金属感ムンムンな脚柱ですねえ
凄く繊細な感じですが
この細さであの巨体を支えるとは
驚きなのでゴザイマスううう(・ω・)

投稿: しょぼんぬ | 2006.02.08 03:01

オハヨウゴザイマス。
「神も仏もあったもんじゃない」おじさんが来ましたよ。

細部の塗り分けにもコリコリな調色は、kazuさんの信心深さが現れている様で、おじさんも見習わなくっちゃいかんなぁ・・と思います。
それから
アルクラッドの一部カラーには、エナメルのグロスブラックを下地に使えって説明書きがあるのは知ってましたが、謹製のベースブラックなる塗料があるとは知りませんでした。今日模型屋に問い合わせてみるです。
それからそれから
写真がキレイですね。バックに何を使用しているのか潮騒きぼんぬですよ。

投稿: かぽう | 2006.02.08 07:32

おはようございます。
タイヤの質感もうまく出てますね。神が宿ってます。タイヤブラック1本で済ませていたオイラは反省です。
ついでに教えて君で申し訳ないんですが、もっと古い時代のタイヤ(1920年代あたり)はゴムの質が悪く、間違っても黒く塗るな、という記事を見かけたのですが、暗黒卿はどんな調合をされているのでしょうか?知りたいっす。

投稿: ウイングバック | 2006.02.08 09:14

 おはようございます~

 …こ、これはっ!

 神が宿るどころか、そこら中に神が鈴なりですよ

 私がやったら、黒鉄色を混ぜた8番でべべっと塗った上にメタルコートをドライブラシして終わっていたことでしょう。

 暗黒の剣士は、ここまで達するものかと戦慄を禁じ得ないワタクシでありました。

投稿: ゑびすどん | 2006.02.08 09:52

> パ~ルさん
コメント、ありがとうございます。
確かにこの脚柱パーツ、ディティールはいいですよ。
わたしも久々の国産キットなので、うっとりしてます(笑)。
で、
これが機体を支えられるかは、実は組んでみないとわからんのですが、ナセル下の脚収納庫への組みつけも、工夫がしてあってピッタリと決まります。
強度は手前の部品の取りつけ穴が深いので、多分大丈夫だと思います。

投稿: Kazu | 2006.02.08 10:52

> magusさん
コメント、ありがとうございます。
アルマイトは、昔のお弁当箱の色のイメージなのですが、実はクリアオレンジよりクリアイエローを吹いた方がよかったのではないかと思っていたりします。
ただ、クリア系の塗料で少し銀を黄ばませると、何となくリアリティが増すような気がしてます。
あくまで自己満足ですが(笑)。

投稿: Kazu | 2006.02.08 10:55

> しょぼんぬサマ
とっても遅い時間のコメント、ありがとうゴザイマス。
木を見ているつもりでも、木が見えないこともありますよ(笑)。
で、
この華奢な脚柱で実際に機体を支えていたと思うと、ちょっとオドロキですねえええ。
このキットでも支えてくれるかは、最後までわからないですけどねえええ。

投稿: Kazu | 2006.02.08 11:00

> かぽうさん
コメント、ありがとうございます。
わたしゃ、全く信心深くないですよ。今までの人生も、いっぱい罰当たりなことしてきましたし(笑)。
で、
アルクラッドのグロスブラックベースは、実はあまり使い勝手がよくありません。
何か塗膜が弱いんですよね。上に吹くシルバー系の塗料の定着も、サフに比べるとイマイチで、左側のタイヤハブのようにぶつぶつが浮いてきたりすることもあります。まずは、トライしてみてください。

画像の背景は、ただの0.5mmプラバンだったりします(笑)。
プラバンの上にパーツを置いて、接写レンズで撮っただけですよ。

投稿: Kazu | 2006.02.08 11:06

> ウイングバックさん
コメント、ありがとうございます。
実は、わたしもつい最近までタイヤブラックでぶーとやってたんですよ。
でも、外人さんの作例とかみていると、黒で塗られているケースはあまりなさそうなので、このごろはいろいろトライしています。
で、
古い時代の複葉機などのタイヤは、東京神田の地球堂でみた作例に刺激されて、基本的に白っぽくしたジャーマングレーで塗るようにしています。
グラデーションをつけるときは、ニュートラルグレイにバフを混ぜたものをベースに塗って、その上から薄めたエナメルのグレーを吹きつけたこともあります。
最後に全体に、ふわっとアクリルのバフを吹くと、埃っぽく劣化したゴムの雰囲気になりますよ。

投稿: Kazu | 2006.02.08 11:25

> ゑびすどん
コメント、ありがとうございます。
そんなおほめにあずかるようなことはしてないですよ。
ただ、最近、普通に指定色で塗るのはやや面白みがかけるので、塗装する場合に、ちょっといろいろ考えてみるようにしています。
別に深い色彩論理に裏づられているわけではありませんが(汗)。

投稿: Kazu | 2006.02.08 11:29

この木何の木不思議な木♪
脚柱かこいい!です!
モールドはもちろん、塗装が生きていますね。
森は木の集積。完成に期待です。
「美は細部に宿り賜う」とミケランジェロさんも言っておられます

投稿: rocketeer | 2006.02.08 17:23

> rocketeerさん
♪名前も知らない木ですから?♪
コメント、ありがとうございます。
森は木の集積ですが、美しい森になるかどうかがカギですねえ。
針葉樹なら針葉樹中心で統一感がとれるといいのですが、あるところだけ広葉樹になってバランスを欠いてしまいそうな予感です。
ランカスターは、72とはいえデカいですわ。

「美は細部に宿り賜う」というのは、ミケランジェロの言葉でしたか。
肝に命じておきます(笑)。

投稿: Kazu | 2006.02.08 18:24

こんばんはー
これってプラですかああ。
一瞬真鍮かと思いました。最近のキットってすごいですね。塗装の金属感もびっくりでゴザイマス。部分ごとにシルバーのトーンを変えるってカーモデルみたいですね。
テキトーにシルバーで塗っているだけの自分はインドの山奥で激しく修行を(ry
しかしハブのディティールといい、エッチング要らずですねえ。

投稿: あんぐら | 2006.02.10 22:52

こんばんわ。

アルミはアルマイト加工されていたんですか。
なんとゆーか、すず黄さんの言ってた、模型の博物学の側面でございますねえ。
丁寧な作業が、実感をずんどこ高めて行くんですねえ。
模型のそういうところが好きなのですが、それ以上に面倒くさがりのわたしは、今日もまた更新せずに寝てしまうのです。

おやすみなさい。

投稿: Mach0.9 | 2006.02.10 23:00

> あんぐら同志さん
コメント、ありがとうございます。
ハセガワのランカスター、脚回りは、えらく愛がこもってます。
ほぼ素組みで丁寧に塗装すると、いい感じになりますよ。
やはり日本のキット、まだまだ捨てたものじゃないこと痛感しました。
これで機種選定がもっと凝ったものになるといいんですけどねえ。
ハセガワかタミヤが、スターリングとかウェリントンとか出してくれないかなあ。

投稿: Kazu | 2006.02.11 08:22

> Mach0.9さん
コメント、ありがとうございます。
最近更新がないんで、心配してたんですよ。お元気ですか?
ランカスターの脚柱は、アノダイズ加工されていたらしいです(MAに書いてありました)。
ただ、脚も塗装は色々なパターンがあるので、結構悩みましたが、一番金属感が出そうなパターンにしてみましたよ。
自己満足ながら、細かいところに手を入れるのは楽しいですね。

投稿: Kazu | 2006.02.11 08:25

KAZUさんこんばんは。出張より帰ってきました。
すんごい凝りようですね。キットは買いましたが
まだ手を付けていないのでこんなに細かい脚が付いていたなんて・・。
ってKAZUさんのディテールアップがすごいんですね。
こんなに細かく塗り分けた事ないですよ。
タイヤもいつもタイヤブラックだし・・・・。
アルマイトされてた部分の表現もいい感じですね。
(アルマイトしてあったなんて知りませんでした)
ボーの脚も懲りたいですが、
脚収納部って何にもないんですよね・・・・。
出来る限りやってみます。

投稿: JW | 2006.02.11 23:28

> JWさん
コメント、ありがとうございます。
出張、お疲れ様でした。
ディティールアップは、ほとんどしてないんですよ。
ただ、塗り分けは、ちょっと凝ってみました。
で、問題は細部と全体のバランスをどう図っていくかが課題です。
ボーフォートもがんばってください。

投稿: Kazu | 2006.02.12 09:10

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