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2004.12.06

Fairey Swordfish Mk.I 製作記-その6

Fairey Swordfish Mk.I、ようやくできました。

最近、公私とも色々あって、なかなか作業がはかどらなかったんですが、先週末と今晩の空いていた時間でとりあえず仕上げました。

細部には不満が残りますが、手を入れるとキリがないのと、モノ・コンにエントリーしたCurtiss Goshawk FIIC-2が控えているのとで、一応これで完成とします(笑)。

Swordfishl1 Swordfishl2 Swordfishl3

製作した機体は、航空母艦HMS Ark Royal搭載のFAA No.810 Squadron所属のMk.I です。
ベースのキットはRevell(旧Matchbox)ですが、かなり大雑把なキットなので、Cooperativaのキット(旧Frog)のキットと、また2コ1で製作。Cooperativaのキットについていたエッチング・パーツ(Eduard製!)も適宜活用しています。

旧Matchboxのキットはプロポーションこそ悪くないのですが、表面のディティールがかなりあっさりしているので、簡単にスジ彫り・リベット打ちを行いました。また、キットはMk.II /Mk.III のコンバーチブルで、ナビゲーター席が覆われた機体となっているので、覆われた部分を切り取ってMk.I の形状とし、コクピットに手を入れます。旧Matchboxの箱絵では、きちんとMk.II /Mk.III のコンバーチブルとされていますが、Revellの箱絵はしれっとMk.I /Mk.IIIのコンバーチブルと書いています(こういうのってよくないよなぁ)。

機首右側のオイルクーラーもMk.II以降使われた大型のものなので、Cooperativaのキットのオイルクーラーを切りとばしてコンバートします。機首右側の機銃や、操縦席下の覗き窓も無視されているので、イン・アクション、マスター・モデラーズ誌のタミヤ1/48水上機型の製作記事、それからあるばさんの作例を参考に、それらしく工作を加えました。

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塗装は、上面がエクストラダークシーグレー・ダークスレートグレー・ダークシーグレー・ライトスレートグレーの4色迷彩、下面がスカイ単色。FAA機の色合いがよくわからず苦労しましたが、ライトスレートグレー以外はMr.カラーの原色にテキトーに色を混ぜて塗りました(ダークスレートグレーはMr.カラー121番のRLM81ブラウンバイオレットがベースです)。全体をグレーを混ぜたつや消しクリアでコートし、トーンダウンしたつもりです。

張り線・空中線には、1.2号(0.185mm)のマス釣り用のグレーのナイロンテグスと0.2mmの真鍮線を使いました。振れ止めはプラ棒です。キモの魚雷はLead Sled Modelsのメタルキットを演習用として、赤のヘッド・黒の胴体で塗り、アクセントをつけてみました。魚雷ラックは、あるばさんにご支援いただいたタミヤのインストをにらんで、プラ棒と真鍮線で作っています。爆弾ラックは、1/48のエッチング・パーツをリサイズして取りつけました(左右1個ずつで断念)。

その他細かい部品は、資料を見ながらそれらしく自作です。なお、下翼下面のラウンデルは、資料などをみるかぎり、おそらくついていないのが正しいんだと思います。ただし、イン・アクションのカラー図にはラウンデルが示されていたので、デカール貼りの際に、模型映えを考えて勢いで貼ってしまいました(笑)。

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今回は、ちょっときつめにウェザリングを施したいと考え、雑巾をゆすいだ色(エナメルのジャーマングレーにフラットブラックやらレッドブラウンやら混ぜてシャブシャブに薄めたもの)で、スミ入れというよりウォッシングに近い感じ塗りつけ、布切れと綿棒でふき取りました。フラップ等深めのモールドには、最近噂のコピックも使っています。最後にパステルでも汚しを入れたかったんですが、これは展示会までにすませる予定です。

できあがってみると、1/72でも結構大きな機体です。クラシックな機体ですが、後継機のアルバコアがパッとしなかったため、やむを得ず大戦を通じて使用されたイギリス海軍の誇りともいえる艦上攻撃機です。前作のHawker Hurricane Mk.Iができたのが9月初だったので、やはりちょうど3ヶ月かかってますね。この後、モノ・コンを仕上げて、年内は打ち止めです。

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Swordfish」カテゴリの記事

コメント

Kazuさん、こんばんわ
入魂の一作、素晴らしいです~~綺麗な仕上げと張り線、小物やエッチングがパリッ!っとひきしめてとてもステキな宝石の完成おめでとうございます。大変お疲れ様でした^^

投稿: ゆき | 2004.12.06 23:54

Kazuさん、こんばんは。
完成お疲れ様でした。いつもながらスンバラシイ出来ですね。
細部の作りこみがお見事!特に2段目の写真3枚なんて凄い作りこみ!サービスショットありがとうございます(笑)
細部だけでなく全体の雰囲気も抜群。いつも勉強になりますねKazuさんの作品は。もっと作ってください(笑)

投稿: ドカ山 | 2004.12.07 00:38

ジツシです。

完成お疲れさまでーす! しかしここまでくると伝統工芸品扱いで宜しいのではないでしょうか?:-P ぜひ間近で見てみたいものですねぇ。ちなみにこの機体でも汚しはきつめなんですね? わたしなんか普通に作っていても余程汚しまくっていたようです。やはりこういう完成品を見ると勉強になりますね。

ちなみにわたしもカンコウカンバク機体は塗装中なのですが、どうも塗料の乾きが遅いのでマスキング待ち状態です。やはりクレオス水性はそろそろ辞めどきかもしれませんね…。甘い香りは好きなんですが。:-P

投稿: ジツシ | 2004.12.07 01:26

> ゆきさん

ありがとうございます。最後は結構疲れて、テキトーになっちゃいました。
日をあけて、直すべきところは直そうと思ってます(多分、直しません(笑))。

もう複葉機は勘弁って感じですが、モノ・コンがあるんだよなぁ…。

投稿: Kazu | 2004.12.07 09:47

> ドカ山さん

アップにすると結構アラが目立って、お恥ずかしいかぎりです(汗)。
でも、自己満足ということでご勘弁下さい。

旧マッチボックスなどをやっつけると、さすがに次はタミヤ辺りで楽したくなります(笑)。

スクアも頑張ってくださいね。期待してます!

投稿: Kazu | 2004.12.07 09:51

> ジツシさん

画像で見ると、翼が厚すぎたりして不満も残ります。

飛行機の汚しって、程度が難しいですよね。
ジツシさんはAFVもやられるので、汚しがもっとリアルなんだと思います。
作る人の価値観だと思いますが、模型雑誌などを見てると海外モデラーは、煤やオイルの汚れをもっと派手に施す人もいるようです。

私も最近、ラッカー塗料の臭いがちょっとつらいので、一部に水性アクリルを使ってます。
乾きが遅いのは悩みですよね。
アクリルシンナーを少し加えると乾燥が速くなるといいますが、僕の経験ではあまり違いがないように思います。

最近、水性アクリルで、Aircraft Colorsという商品が出ています。
私も2色だけ持っていますが、これは乾燥も速く、エアブラシでも塗膜が強いようです。
ただし、ちょびっとの量で1本500円くらいするのが難点ですが…。
秋葉原のホビーステーションで売ってます。

http://www.aircraftcolors.com/index.html


投稿: Kazu | 2004.12.07 10:09

こんにちは、とんぼです。Swordfish完成ですね、見れば見るほどスゴク勉強になります。私には細部の工作などはとうてい真似出来そうにありませんし、塗装もどうしたらこんなに・・・と思うばかりで(^o^)ゞでもちょっと頑張って作る気になったというか、励みになりました。いつもチョクチョク拝見してます、よろしければ色々とご助言などくださいませ♪

投稿: とんぼ | 2004.12.07 13:50

> とんぼさん

ごぶさたしてます。それから、コメントありがとうございます。
確か以前にAVROさんのブログでお話しましたよね。

私も「とんぼさん」のブログ、ブックマークして巡回してます。
ヘリコ、飛行機、戦車と幅広いレパートリーですね。

「とんぼさん」のディオラマなど、とても参考になります。
こちらこそ、よろしくお願い致します。

(追伸)「とんぼさん」へのリンク、貼ってなかったですね。至急工事します。

投稿: Kazu@仕事中 | 2004.12.07 15:07

久しぶりにコメントさせていただきます。

ソードフィッシュ、完成おめでとうございます(って、これくらいしかコメント出来ません、製作記は凄すぎて必至にROMするのみです、苦笑)。

いつもながら素晴らしい出来で溜息がでます。とても品のあるKAZUさんの完成品です。

私もライトニングのご紹介が終わり次第、キット製作記へと突入の予定です(とはいっても年末~年始なんです)。とにかく下手でもしゃにむに手を動かしてひとつ作ってみます。

投稿: ケン | 2004.12.07 22:07

こんばんはー

完成オメデトウあんどオツカレサマでゴザイマスー
スバラシイ完成度で惚れ惚れ致します
魚雷の赤が効いてますねえええ
デカールがまるで手書きのよーにビッチリ決まってますね
余白をキッチリと処理して貼ってから
研ぎ出しするのですか?

投稿: しょぼんぬ | 2004.12.08 01:23

遅ればせながら完成おめでとうございます。

いつもメイッパイな作品で頭が下がるっスヨー。
実物を間近で見るには展示会に行くしかないんですね・・・

おじさんもしょぼんぬさん同様、デカールの潮騒きぼんぬ。

投稿: もでりんぐ割烹 | 2004.12.08 09:21

> ケンさん

ごぶさたです。それから、過分なコメントありがとうございます。

画像にするとアラが目立たないんですよ。実物は、結構雑だったりします(汗)。
で、とにかく一機できあがると、満足感と虚脱感が同時に襲ってきてたりして(笑)。

いよいよプラモデル製作に突入ですね。
肩の力を抜いて、楽しんで作ることを心がけて下さいね。
しょせん、趣味の世界ですから。

投稿: Kazu | 2004.12.08 09:42

> しょぼんぬさん

魚雷の頭の赤は、気に入った色になるまで3回塗り直しましたよ。
結局、Mr.カラーのモンザレッドに落ち着きましたよ。

で、

デカールは、HannantsのXtraDecalのRAF Roundels A1 typeとB typeを使いました。

これ、もともと余白の二ス部分が少ないんです。
私の場合、クレオスのマークセッターを先に塗って、デカールを貼って、上からマークソフターを塗り塗りします。

XtraDecalには、マークソフターが非常によく効くので、ちょっと薄めます。

で、

デカール表面がしわしわになってくるので、そのタイミングで水をつけた綿棒で、モールドになじませますよ。
綿棒に水をつけないと、デカールがちぎれますから要注意ですよ。

完全に乾いてから(3日間はあけた方がいいです)、ラッカー系のクリアー(今回はつや消し)でコートしましたあああ。

使ったデカールがよかったのか、シルバリングは出ませんでしたよおおお。

(しょぼんぬさんの芸風を踏襲してみました。)

投稿: Kazu | 2004.12.08 09:54

> カポウさん

おはようございます。

見せるほどのものではないですが、展示会に来ていただけるとうれしいです。
ご都合がつけば、ぜひお会いしたいですね

デカールについては、しょぼんぬさんへのお返事で書きましたが、とくに特別なことはしてないと思います。
しわしわの段階で、いかになじませるかで決まるような気がします。

なお、ニス部分を、エナメルシンナーで落とすというやり方もあります(toyさんが元祖フューリーの製作記事で書かれています)。

でも、この手法、モデルデカールなどちゃんとしたメーカーのデカールでないと、デカールの色が落ちたり、マーキングの端が欠けたりするので、様子を見ながらやった方がいいみたいです。

私は、以前P-12Eのデカール(マッチボックスのオリジナル)を貼った時にこれをトライしましたが、米軍機の星の真中の赤丸が溶けてかすれて、エライ目にあいました。

投稿: Kazu | 2004.12.08 10:07

 こんばんはぁ、ちと出遅れましたがソードフィッシュ完成おめでとうございます。

 細かい所まで丁寧に製作されてますね。 私は作り方が荒いので(Yak-28なんてもうボロボロ(^^;)参考になります。

投稿: あるば | 2004.12.08 20:36

> あるばさん

お返事遅くなってすみません。それから、コメントありがとうございます。

あるばさんの1/48の作例と支援物資で色々研究して、何とかできあがりました。本当に助かりました。

ソ連機祭りも一番乗りで行ってみて下さい!

投稿: Kazu | 2004.12.09 22:49

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